4月1日は『エイプリルフール』。
嘘をつく日ですね。
わたしの周りにも、つまらぬ嘘をつくひとが、たくさんいます(笑)。
まあ、エイプリルフールだから仕方ないか、と笑いで済ませられる日なんですけど、
そもそも、エイプリルフールって、なぜ始まったのでしょうか。
エイプリルフールの由来や本来の意味も知らずに、「エイプリルフールだから、嘘ついちゃお~」とか、もし間違った行動をとっていたら、恥ずかしいですよね・・。
この記事では、エイプリルフールの由来や意味、いつから日本で広まったのか、
エイプリルフールのルール、この3点に関して、解説していきます。
エイプリルフールの由来や意味
嘘をつく日なんて、一体どこから始まったのでしょう。
じつは、はっきりとしたことは、未だ分かっていないんです・・。
でも、もろもろ噂があるので、どんな噂なのか、ご紹介しますね。
ノアの箱舟
ノアという人物が箱舟に乗っているとき、陸地を探すために、ハトを放ちます。
しかし、ハトは、陸地を探し出すことができず、ノアのもとに帰ってきました。
そのことが、ハトにとって”無駄足だった”ということと、その日が、4月1日であったことから、4月1日は無駄なことをさせられるという説。
古代ローマのお祭り
古代ローマでは、4月1日だけは、主となる人物が、奴隷の下部となり、道化師が聖職者になるという、身分が反対になるお祭りがありました。
このことから、4月1日は、ばかげたことをするという説。
4月の魚
フランスでは、4月頃に魚がなかなかとれないことから、4月に魚が釣れるなんて有り得ない、といったニュアンスで、4月1日のことを『4月の魚』と呼んでいます。
キリスト
キリストが、保守派の祭司長から、ひどい扱いを受けたことを忘れないために、4月1日はばかなことをする日にしたという説。
4つの説をご紹介しましたが、
どれも”4月1日にばかげたことをする”という共通点があります。
明確な由来は、明らかではないですが、
”4月1日にばかげたことをする”という意味が、始まりなんです。
エイプリルフールはいつから日本で?
エイプリルフールは、今から100年以上前の大正時代に、日本で広まりました。
しかし、エイプリルフール以前は、4月1日を、日本では『不義理の日』と呼んでいたんです。
『不義理の日』とは?
『不義理の日』とは、日常生活において、義理と人情を大切にしていない人を対象に、その人の近況報告を手紙で行う日として、定められていたんです。
それが、エイプリルフールの影響で、『不義理の日』は、
日本人の中から忘れ去られてしまったんです。
エイプリルフールのルールとは?
じつは、エイプリルフールには、ルールがあることを知っていますか?
そのルールというのが、”嘘をつくことができるのは午前中まで”という内容なんです。
なぜ、このようなルールが設けられたのかというと、
その背景にはイギリスの記念祭が・・。
イギリスの記念祭
イギリスでは、「オークアップルデー」という記念祭が、毎年5月29日に行われます。
オークアップルデーでは、午前中に国王への忠誠を示すため、人々は、オーク(樫)の実を衣服や装飾品に身につけます。
もし、オークをつけなければ、忠誠心を示していないからと、人々から非難されるんです。
しかし、午後になれば服装はなんでもOK!
このイギリスで行われる、「オークアップルデー」のルールが、エイプリルフールに影響し、”嘘をつくことができるのは午前中まで”と言われています。
このルールは、実際、イギリスやイギリスの元統治領が守っているので、
お堅いものなんです。
とはいっても、このルール、イギリスの全国民が賛成しているわけではありません。
なぜならば、「オークアップルデー」が、そもそも5月29日なので、エイプリルフールと関係がなく、午前中ルールも、信憑性が危ぶまれるので、反対派もいるんです。
ということは、エイプリルフールのルールは、守っても守らなくても、どちらもOK。
マメ知識として、覚えておいてください。
まとめ
エイプリルフールの由来や意味は、明確ではないものの、4つの説に共通しているのが、”4月1日にばかげたことをする”ということでした。
日本でエイプリルフールが広まったのは、大正時代。
もともと、日本では、4月1日を『不義理の日』としていましたが、エイプリルフールの影響で、人々は、本来の意味を忘れてしまったんです。
そんなエイプリルフールですが、じつはルールがあるんです。
そのルールというのが、”嘘をつくことができるのは午前中まで”という内容。
ルールの起源は、イギリスの「オークアップルデー」という記念祭が始まり。
しかし、信憑性が薄いことから、ルールに反対派もいるんです。
なので、エイプリルフールのルールは、あまり意識せず、
人を傷つけない楽しみ方をしましょうね。