夏は暑さで、夏バテしやすくなりますね。
大人は夏バテしても、多くの人が自分で体調不良を感じることができ、
何かしら対処しますよね。
しかし、子供が夏バテになった場合、夏バテになったとは言わないと思うので、なかなか子供の体調不良に気づけないことがあるかもしれません。
そのまま放っておくと、危険な状態になってしまう恐れがあるかも。
1秒でも早く子供の体調を悪化させないよう、子供の夏バテについてご紹介します。
夏バテした子供の症状は?
子供が夏バテした場合、一体どんな症状が現れるのでしょうか。
【子供の夏バテ症状】
・ダルそう
・疲れやすくなる
・機嫌が悪い
・吐き気や嘔吐がある
・食欲不振
・下痢や便秘気味
・微熱
・頭痛
主にこのような症状がありますが、
特に多い症状は微熱と嘔吐なんです。
また、夏バテはついつい熱中症と間違えてしまうことがあります。
熱中症の場合、症状は、めまいや立ちくらみ、頭痛や嘔吐があります。
症状が異なるため、まずは夏バテなのか、それとも熱中症なのかを区別しましょう。
夏バテする子供の原因は?
なぜ子供は夏バテをしてしまうのでしょうか。
原因は主に3つあります。
①自律神経の乱れ
私たちは、身体が暑くなると汗をかきますよね。
汗を掻くことで、血管を広げ、体の体温を調節します。
この体温調節は自律神経の働きにより、行われているんです。
しかし、暑い野外からエアコンの効きすぎた部屋に突然移動したり、冷たい飲み物や食べ物を口にし、急激に体を冷やすことで、自律神経がうまく機能しなくなってしまいます。
そのため体内の体温調節がうまくできず、夏バテしてしまう恐れがあります。
特に子供は汗ををかきやすいんですが、体温調整機能がまだ未熟なので、大人よりも夏バテしやすいことをお忘れなく。
②水分不足
夏場は汗とともに体内の水分が減りやすい季節です。
そのため、つい水分補給を忘れてしまうと、体の水分が減り、
下痢や嘔吐を引き起こす場合があります。
③胃腸の不良
暑さのせいで、体温が高くなると、胃腸へ血が流れにくくなるんです。
また汗をかくとことで、体内のミネラルも減少し、胃酸の量も減ってしまいます。
そんな状態の胃腸に冷たいものを入れてしまうと、胃はびっくりし、胃を痛めたり、下痢の原因に。
また胃腸が活動的でなくなると、体力は減り、常にだるさがあったり疲れやすい状態になるので、注意しましょう。
いかがでしょうか。
子供だけに言えることではないですが、
子供は大人よりも体が未熟です。
そのため、大人よりも症状がひどくなりやすい傾向があるため、
注意しましょう。
子供が夏バテしない対処法は?
では、どうしたら子供を夏バテから遠ざけられるのでしょうか。
【対策】
①ご飯をしっかり食べよう
まずはしっかり食べて、体にエネルギーを補給しましょう。
なかなか食が進まないときは、そうめんなど、
つるっと食べられるものがいいかもしれません。
また、ビタミンや塩分が足りなくなりやすいので、
塩を舐めさせたり、梅干しを食べたり、梅ジュースやしそジュースなど、
体に良い塩分を取りましょう。
ビタミンは豚肉や豆類などから取れるので、冷しゃぶや枝豆などがさっぱり食べられますね。
まずは、お菓子やジュースではなく、しっかり食事をとること。
②良質な睡眠
体を休めるには睡眠がとても大切。
寝苦しいとは思いますが、エアコンではなく扇風機を使用したり、頭に氷枕を置いたりと工夫できます。
最近では、クールな仕様の敷布団などもあるので、
寝具を変えることもオススメです。
③水分補給を忘れずに
水分補給は特に大切です。
脱水症状は本当に危険なので、子供には水筒などに
お茶や水を入れ、常に持たせておきましょうね。
また飲み物は冷たすぎると、体を冷やしてしまいます。
なるべく常温のものを飲ませるようにしましょう。
④部屋の温度を調節しよう
室内がエアコンをつけっぱなしで冷えすぎていると、
体の体温調整機能がうまく働きません。
多少汗をかくくらいが、体にはちょうどいいと思いますので、
エアコンは短時間にし、窓を開け風を入れたり、扇風機を活用しましょう。
子供の体調管理は親の仕事です。
可能な範囲で、しっかり子供の夏バテ予防をしてあげてくださいね。
まとめ
子供が急に体調不良になると、すごく心配になりますね。
まずは、子供がどんな症状を訴えているのか、耳をすませてください。
家庭で治せる場合は、食事や部屋の環境を整えてあげてましょう。
かなり危険な状態になった場合は、すぐにかかりつけ医に相談しましょうね。
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